本日は玄米レストランぜんなにお越しいただき、ありがとうございます。オーナーの西脇葉子と申します。このレストランは、私の父であり医学博士でもある沼田勇の考えをもとに、オープンいたしました。
狩野川と城山を望むこの大仁の地で、父は、70年前から玄米を軸にした食養により、多くの患者さんを治療し、その成果を上げてきました。父は「胡麻塩玄米おにぎりと海草、青菜を食べ続けることで健康で長生きできる」と説いています。そして、まさにこれを仏教でいう「不染汚(ふぜんな)」の食事であると考えました。
「不染汚」とは、怒り、悲しみ、喜びなどのあらゆる感情をそぎ落とし、「今 ここ」をせいいっぱい生きることだそうです。
　
美味しいもので溢れている今の時代、この美味しいもの全てをそぎ落とし「不染汚」な食事を貫くことは難しいと思います。そこで「玄米レストラン ぜんな」では、まず肉と牛乳、合成添加物をそぎ落としました。これらを使わないだけでも、健康を意識しながら美味しい食事を楽しむことができます。
　
伊豆という自然豊かな環境から育った海の幸、山の幸、無農薬野菜をたっぷり使った料理を楽しみながら、自然素材による空間で、難しいことは何も考えずに、体と心にやさしい時間を過ごしていただきたいと願っております。